訪問型の車椅子専門美容師「Hosio」さんにヘアカットしてもらいました!
こんにちは!Try Chance代表の長野です。
Try Chanceでは月に1度、第2日曜日に「Ryo室空間」という対話を重視した参加型の講演会イベントを行っています。
7月に第8回目の開催を迎えるところですが、ありがたいことにリピーターの方も多く、参加者が参加者を呼び、少しずつコミュニティが広がり始めています。
“主客一体” (良質な場を主催者と参加者が一体となって創り上げること)は、まさに私たちが目指す理想でもあります。
そんなRyo室空間のリピーターの一人、りっちゃんという小学生の女の子がいます。
りっちゃんはうまれつき右手指に欠損があり、お友達とのちがいに悩むこともあったそう。
ある日長野のことを知ったりっちゃんは、お母さんに「わたしも長野さんに会ってみたい」とお願いして、今では、毎回Ryo室空間に参加してくれるようになりました。
5カ月ぶりの再会と「ほしカット」
コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、Ryo室空間はオンラインでの開催が続いていましたが、ずっと会えていなかったりっちゃんと、5カ月ぶりに再会しました!
Try Chanceのサポートメンバーである、りっちゃんのお母さんも一緒に♪
※写真撮影以外はマスクを着用し、感染症拡大防止対策を行った上で再会しました。
この日は僕の親友であり、Ryo室空間の常連でもある車椅子専門美容師のHosioさんに、ヘアカットならぬ「ほしカット」をしてもらい、りっちゃんと長野は2人そろってサッパリしました^^
「ほしカット」のHosioさんは車いす専門美容師 / バリアフリー美容師で、もともとは「車いすユーザーにもっと街に出てきてもらい、かっこよく歩いて欲しい」という想いから訪問型美容師を始めたそうです。
今では障害にかかわらず、自宅や施設、病院への訪問美容師として広く活躍されています。
▼HosioさんのInstagramで「ほしカット」の写真が掲載されています
りっちゃん、ヘアドネーションに参加
皆さんは、「ヘアドネーション」って知っていますか?
「ヘアドネーション」とは、自分の髪の毛を、必要としている方々の元へ寄付できる制度です。
りっちゃんはこの日切った髪の毛を、抗がん剤治療で髪の毛を失った子どもたちのもとへ届けたい、と「ヘアドネーション」に参加するのだそう。
床屋さんや美容室でカットしてもらっても、普段は捨てられてしまう私たちの髪の毛ですが、
- 長さ(31cm以上)
- 完全に乾いていること
など所定の条件を満たした上で、「ヘアドネーション」に対応しているお店や理美容師さんにお願いすれば、ヘアドネーション用に髪の毛をまとめてもらえます。
メディカルウィッグを子どもたちへ提供している支援団体へその髪の毛を送ることで、皆さんもご自分の髪の毛を寄付することができます。
今回お願いした「ほしカット」も、ヘアドネーションにしっかり対応してくれました!
長野も以前、1度お店に問い合わせたことがあるのですが、ヘアドネーションには適さない髪質なんだって~。
▼その日のブログ
【色々な支援の形がある!】 (2019.3.17執筆)
「学校行くのなんだかはずかしい」と照れていたりっちゃんですが、あとから聞いてみたら、学校での評判も上々だったようでよかった~。
『Try Chance』では、これからも自分たちの活動にとどまらず、広く皆さんの役に立つ、知ってほしい情報の発信も積極的に行っていきます。
このブログを書いた人

- Try Chance 代表
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『障害を忘れられる瞬間』を掲げ活動する執筆家・講演家。脳性麻痺、1人暮らし10年目。2019年4月に本を出版。
2020年4月に『Try chance』を旗揚げ。「おかえり」といつでも言えるような温かい居場所『Ryo室空間』を創ることを目指している。 全国の子どもたちに元気を届けるのが次の夢!