挑戦すれば道は拓ける ~Try Chanceのロゴができるまで

Try Chanceは、「経験を語ることで誰かを元気にしたいと願い、その機会を探している人たちに、この場を通じて挑戦のきっかけ、 “Chance” を与えたい!」という想いがもとになり、立ち上がった団体です。

Try Chance主催にて月に1度開催する「Ryo室空間」では、徹底的な参加型を意識し、参加者との対話にも時間をかけ、良質なあたたかい空間創りを大切にしています。それは、参加者すべての、みんなの夢を応援したいから。

障害者と呼ばれる方々の講演会は各地で行われていますが、「当日その場でオーディエンスに同様の機会を!」という斬新な試みで、唯一無二の参加型の場として、話したい人も聴きたい人も、誰もが主役になれる場所( “Chance” )を創造する “Try” を繰り返しています。

そんなTry Chanceのメインロゴは、代表・長野僚直筆の毛筆データから誕生しました。

このロゴには、新しいことに果敢に挑戦していく力強さ、大きな希望と少しの不安を込めました。

このロゴ、利き手の右手ではなく、あえて左手で書かれているんです!

使い慣れた右手=慣れ親しんだ環境であり、あまり使わない左手=(自分でもわからない)未知なる可能性と言えるかもしれません。

挑戦すれば道は拓ける」その姿勢を体現し、思わず “願い” を吐き出せるようなあたたかい空間創りを目指す―そして、 “Try Chance” による ”Ryo室” な場で、障害を忘れられる瞬間を。

代表だけでなく、サポートチーム全ての想いを込め、このロゴは完成しました。


ちがうから、楽しい。”Difference” It’s so coool !!

Try Chanceのロゴには、メインロゴの他に10種類以上のカラーバリエーションが存在します。


【ロゴ制作:浅原ゆき】

何かを始める時には誰もが不安を持っているもの。このロゴの多様なカラーバリエーションのように、歩みながら私たちにしかない色彩を紡いでいきたいと思っています。

実はこのロゴ、本当はサポートチーム全員で一文字ずつ書き、色付けし、皆様にお披露目するはずでした。それが新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響で、突如できなくなってしまった。つまり私たちの船は、航海直後に座礁しかけたのです。

けれど、これがなければ(約10色にも及ぶ)カラーバリエーションは生まれていません。

日本が、世界が混沌とする中で団体を立ち上げることに、葛藤があったことは事実です。でも、【Try chance】である以上、「今立ち上げよう!」 そう思いました。

不測の事態からリモートワークやオンラインでのコミュニケーションが普及したように、私たちもこの状況で対話を重ねて可能性を模索したからこそ、このようなアイデアが生まれました。

まだ船出したばかりですが、これからも可能性の枠に縛られることなく、色彩豊かなアイデアをどんどん出していきたいと思います。