【2024年 新キャッチフレーズ発表!】
皆さんあけましておめでとうございます。Try chance代表の長野僚です。
いよいよ2024年がスタートしましたね!
早いもので、今年はTry chanceがスタートしてから4年目を迎えます。
Try chanceの主な活動内容は、オンラインまたはオフラインで開催される対話に重点を置いた交流&親睦会、そして対話型イベントである「Ryo室空間」、そして「挑戦すれば道は拓ける!」の信念のもと行う、長野による日々の情報発信です。
これまでTry chanceの名のもとにたくさんの挑戦を続け、障害を忘れられる瞬間を1人でも多くの方に届けることを目標に活動してきました。いつも本当にありがとうございます。
そして、いつしかその想いは対話型イベント「Ryo室空間」の時だけでなく、私自身の日常そのものを通して体現して行きたい!という気持ちに変わりつつあります。
その結果として昨年は主催イベントこそ減ったものの、例年以上にたくさんの方と繋がることができました。
「ちがいも同じも真ん中に。」
そんな中で昨年からは講演スローガンとして「ちがいも同じも真ん中に。」を掲げ、多くの子どもたちと真の意味での“しょうがいってなんだろう?”を考え、対話を重ねてきました。
直近では福祉の専門学校で講演を行った他、2024年には埼玉県内の高等学校1年生、都内の市立小学校4年生に授業を行うことが決定しています。
・ボクとのちがいを見つけることが得意な子どもたちと、関わり合うことで「共通点にも気付いてもらう」ことが1つ目。
・ボクとのちがうところ、同じところを分かち合った子どもたちが、(ボクがいなくなった)普段のクラスでも、「自分の中にある他者とのちがいを認め、ポジティブに捉えられるようになってほしい」という願いが2つ目。
そんな僕の想いはこの1年でだいぶ浸透したように思います。
ありのままの姿で、いつもと違う気づきを。
だからこそ、今年から新たに「ありのままの姿で、いつもと違う気づきを。」を加えたいと思います。
これは、僕が子どもたちに望む姿であり、彼らに届けたい新しい視点でもあります。従来の「知っている」ことだけでなく、僕と触れ合う中で訪れるかもしれない「新しい発見」をする瞬間も自身の”経験値”として加えてくれたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
こうした考えに至った背景には、授業を重ねる中で感じた、ある葛藤がありました。
以下、現場で実際に直面したエピソードと、僕の想いをまとめました。
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これまで、子どもたちと対話をする前に先生方から度々言われてきた「ウチのクラスは騒がしいのでご迷惑をおかけしてしまうかもしれません」という言葉。
しかし、毎回それを覆すように、素晴らしい集中力とほっこりする賑やかさで応えてくれる子どもたち。
それを見た先生たちが決まって「おかげで今日は(子どもたちの)いつもと違う生徒した姿が見れました!」と喜んでいる。そんな光景に最初は安堵していた僕も少しずつ、嬉しさ以上に違和感を覚えるようになっていきました。
授業や講演が終わると「あぁ、いつもと同じのびのびとした姿を引き出してあげられなかったんだな^_^」と反省している自分。
そんな感情が芽生えたからこそ、今回のスローガンアップデートという決断は必然でした。
(日々子どもたちの前に立つ先生方とは経験の差こそあれど)たとえ僅かでも現場の大変さとやりがいを体感し、実際に今も少なからず講演家として各地の学校で授業を行っている僕が、切に願っていること。それは、誰よりも「現場で奮闘する先生たちの力になりたい!」という一途な想い。
極端な話に聞こえるかもしれませんが…
【僕が出向いた時くらい(生徒指導のことも考えず)先生たちが楽な気持ちで彼らを任せられるようになりたい。そして、子どもたちには(休み時間と変わらないくらい)のびのびとしたありのまま姿で、いきいきと授業に参加してほしい!】
そんな自由で活発な対話ができてこそ、想いは伝わるし新しい発見にもつながる。
僕はそう信じています。
だからこそ、僕が授業前に(事前の準備段階で)目指すのは、日々子どもたちを預かる「先生方との信頼関係の構築」です。子どもたちに多様性の大切さを伝えている我々が信頼し合えていなかったら説得力もないし、楽しく協働する大人たちの姿を、子どもたちもきっと見ているはずだから。
そんなわけで、これからは「ちがいも同じも真ん中に。」「(子どもたちが)ありのままの姿で、いつもと違う気づきを」得ることができる。
そんな時間を演出できる講演家を目指していきたいと、決意を新たにしています。
2024年は心のスローガン:「ちがいも同じも真ん中に。」
見た目のスローガン:「ありのままの姿で、いつもと違う気づきを。」
この両輪で、子どもたちと向き合っていきます。
そして本年も「全国の子どもたちの前で講演する」という大きな大きな人生目標達成に向けて、1歩ずつ丁寧に歩んでいきますので、Try chance の挑戦をどうぞ温かく見守っていただければ幸いです。
もちろん「Ryo室空間」も続けていきますので、様々な場所からたくさんの皆さんと対話できることを楽しみにしています。
いつも陰ながら応援して下さっている皆様、ブログなどの各種媒体で活動を追って下さっているすべての方々にも感謝を込めて。
2024年 年男 長野 僚
このブログを書いた人
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『障害を忘れられる瞬間』を掲げ活動する執筆家・講演家。脳性麻痺、1人暮らし10年目。2019年4月に本を出版。
2020年4月に『Try chance』を旗揚げ。「おかえり」といつでも言えるような温かい居場所『Ryo室空間』を創ることを目指している。 全国の子どもたちに元気を届けるのが次の夢!
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